肩こりの原因 棘上筋について

肩こりの原因 棘上筋について

daidaiアロマ腰痛整体です。今日は肩こりをほぐす為に大事な筋肉の中で、棘上筋(きょくじょうきん)について書こうと思います。棘上筋と、もう一つ棘下筋は、小円筋、肩甲下筋という筋肉とともに「ローテーターカフ」と呼ばれる複合筋を形成していて、肩関節を包み込みながら保持する役割を担っています。ローテーターカフはおおまかに言いますと肩甲骨の内側の縁から肩甲骨を包みこむ様に広がり、上腕骨の上に着いています。ですので、当然の様に肩の疲れに直結していますし、肩こりをほぐす為には必ず触れる筋肉となります。

 棘上筋・棘下筋の棘とは何かと言いますと、肩甲棘の事です。棘(きょく)とはトゲとも読むのですが、この場合トゲというよりも出っ張りという意味で使われているのだろうと私は解釈しています。肩甲骨を背面側から見ると内側が上に上がった矢尻のような形をしていますが、その内側縁の一番上から少し下の部分から外側の肩の部分(肩峰という骨)までまっすぐに出っ張った部分があります。これが肩甲棘で、肩の後ろに手を伸ばせば自分でも触る事ができます。肩の先端から斜め下に胸椎(背骨)の方に伸びている骨ですね。

通常の姿勢で触れる肩甲骨はこの肩甲棘だけと言っても良いくらいなので(実際はそんな事は無いのですが、一番触りやすいのは肩甲棘です)肩甲棘が肩甲骨の一番上かと思いがちですがそんな事はなく、肩甲棘の上部にも肩甲骨の一部はあり、棘上筋はちょうどその肩甲棘上部の肩甲骨の一部を覆う様に走っています。棘上筋をほぐす為にはまず起始部(始まる場所)は肩甲骨の内縁を下からたどって行くと肩甲棘を超えたすぐ上の部分です。棘上筋の終点(停止部)は上腕骨の大結節です。つまり肩の中でも腕の骨が始まる部分の骨が丸くなっているところの、背面内側の際です。(ここはツボですのでかなり気持ち良いです)。ちなみに鎖骨と肩甲棘はどちらも肩のすぐ内側でトゲの様に出っ張って終わっていますが、その部分と上腕骨大結節の間にはわずかな隙間があり、そこで辛うじて棘上筋の停止部に触れる事ができます。

棘下筋については次回に書かせていただきます。

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