筋膜リリースとは。

筋膜リリースとは。

今日は筋膜についてのお話です。

筋膜とは、浅筋膜、深筋膜、筋内膜、筋周膜、筋外膜から構成される主にコラーゲン質の膜で、皮膚の下で筋肉や内臓などを包み込み安定させています。筋膜はまた、体の組織を包みこむだけではなく、組織同士の結合も行っています。その他にも筋肉と筋肉の摩擦を防ぐ役割を担ったり、皮膚の深部、骨、内臓、毛細血管、脳までとも繋がりながら全身の構造を支えている大事な組織です。

そんな筋膜ですが、お仕事や日常生活の中でずっと同じ姿勢や動きを繰り替したり、または立ち方、座り方、歩き方、はたまた眠る姿勢の癖によって負荷をかけすぎてしまうと軽い脱水状態を起こしてしまいます。水分の少なくなった筋膜は長時間そのまま置いておかれると近くの筋肉や皮膚など他の組織、または筋膜同士でくっ付いて硬くなってしまうことがあります。いわゆる、「筋膜の癒着」です。

健康な状態であれば筋肉と筋膜の間には隙き間があって、血液・リンパ液といった水分が流れているのですが、脱水症状を起こし癒着することによりその隙き間がなくなり水分の流れも滞ってしまいます。

筋膜は全身の組織と繋がっていますので、どこかが癒着するとその部分が他の部分を引っ張ってしまい、その結果引っ張られた別の部分に痛みが発生することがあります。例えば、肩が痛い!とおっしゃるお客様の肩を触らせていただいても、肩自体はやわらかく、コリはみつからない事もあったりします。

そんなときは、肩に繋がっている周辺の筋肉をひとつひとつ探して行くと他の部分にいわゆる「癒着」がみつかる事があります。その場所を見つけたら、あとはさすったり、表面をほぐしてから深い場所をぐっと押し続けたり、または伸ばしたり、腕などの回る部分であればぐるぐると回したり、時間をかけてじっくりとほぐして行きます。すると、乾いて動かなかった場所にじんわり水分が戻り、柔らかくなり動きが良くなって来ます。皮膚が伸びる様な感覚です。

肩が痛かったのに、腰の周りを解す事で肩の痛みが軽減することも頻繁にあるんです。

腰の骨や肩甲骨など、平らで大きな骨の周辺は癒着が起きやすい場所でもあります。余談ですが、いわゆる「肩甲骨剥がし」も筋膜への施術です。

最近流行っている「筋膜リリース」というものと同じですね(*^^*)

癒し処やまかわで、あなたの筋膜と痛みをリリースしに来ませんか?

今日も衛生面に細心の注意を払いながら元気に営業しております。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

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