肩こり 斜角筋
今日は肩こりの中でも斜角筋という筋肉についてのお話です。
一言に肩こりと言っても原因となる筋肉はさまざまあると思いますが、肩と首の付け根のあたりがどうもすっきりしない、という場合は斜角筋を疑ってみるのも良いと思います。
斜角筋には前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3つがあり、首の横・後方の筋肉です。斜角筋は少し探すのが大変です。と言いますのは、斜角筋の外側には胸鎖乳突筋という大きな筋肉が通っている為です。胸鎖乳突筋は、首を横に曲げた時、例えば首を右に曲げた時には左側の中央部分をぽっこりと上から下まで斜めに出てくる筋肉で、後頭骨のキワの、耳の後ろの出っ張りから鎖骨ののどぼとけの近くまで走っているので比較的わかりやすい筋肉です。斜角筋はその胸鎖乳突筋の深層部から始まるので始まりの部分は直接触れませんが、下に行くに従い胸鎖乳突筋の後ろに出てくる様になる為、触れられる様になります。
斜角筋に触れる事ができれば首横の頑固な張りが急に軽くなります。ただし急に血が通うと脳に近い為クラクラするのでそこはご注意ください。