どんな精油
アロマテラピーで使うローズマリーの精油は
ローズマリー・シネオール
ローズマリー・ベルベノン
ローズマリー・カンファーがあります。
ローズマリー・シネオールは神経毒性のあるケトン類をあまり含んでいないので
子供でも安心して使える精油。
逆にローズマリー・カンファーはケトン類を多く含んでいるので子供には使わないですし、
誰でも使える精油ではないのですが、
筋肉弛緩作用が強く、
肩こりの人へのトリートメントオイルに入れて使われたりします。
ローズマリー・ベルベノンはその中間的存在。
ローズマリー・カンファーに代わってセルフケアによく使われる精油です。
Rosmarinus officinalis CT (Verbenone)
科名:シソ科
抽出部位:花と茎葉
成分
モノテルペン炭化水素類 α-ピネン 15~50%ケトン類 ベルベノン 3~15%酸化物類 1,8シネオール 2~10%
名前の由来
ローズマリーは冬〜春にかけてブルーの小さな花を咲かせます。
日本ではあまり海のそばに咲いているイメージはないローズマリーですが、
沿岸にも生えている地中海では、海から雫が飛んできたようだと思った人が
ラテン語でロスマリヌス(海の雫の意味)と名付けられました。
https://gardening-news.net/articles/rxCr4からお借りしました。
お花の咲いたローズマリーをみると本当に海の雫のよう!
①食べ過ぎ、飲み過ぎた日の消化器系のケアに
ローズマリー・ベルベノンは胆汁分泌促進作用があるので、
食べ過ぎや飲み過ぎで胃がもたれている時のケアにつえます。
キャリアオイルに
ローズマリー・ベルベノン精油を薄めてお腹に塗ってくるくるとマッサージしてあげると
消化の助けになりますよ★
②脂っぽい頭皮のケアに。頭皮を健やかに保つ。
ローズマリー・ベルベノンは
脂肪溶解作用があるのでシャンプーに混ぜると余分な頭皮の脂を溶かしてくれます。
頭皮の毛穴が詰まると健やかな髪の毛が生えてこないので薄毛の原因にも!
よくスカルプケア用にシャンプーが売ってますが
ローズマリー・ベルベノンはそういうシャンプーのように使えますよ♪
また、ローズマリー・ベルベノンにはハーブウォータもあります。
ハーブウォーターを頭皮にシュッシュしての頭皮ケアもおすすめ。
精油を1本買うのはちょっと・・っていう人はぜひハーブウォーターを試して見てくださいね!
③ダイエットにも
脂肪溶解作用の観点からダイエットオイルにも使えます♪
同じくダイエットケアに使われるレモン、サイプレス、ペパーミントなどど
ブレンドして気になる部分のマッサージオイルにしてくださいね♪
④アトピーケアにも
ローズマリー・ベルベノンは副腎疲労のケアにも使える精油です。
脳に働きかけてくれるのでアトピーケア用のアロマクラフトにブレンドしてみましょう。
特に首に出るアトピーは副腎疲労やメンタルが関係してるのでは?と考えられています。
私も首が一番アトピーがひどいので試してみたいと思いました!
メディカルアロマのブログをされている
花音さんがローズマリー・ベルベノンのアトピー用化粧水を作られていたので
ご紹介。
⑤子供の中耳炎予防にも
ローズマリー・ベルベノンには粘液溶解作用があるので
鼻水が苦しい時や鼻水が耳の方にきてしまって炎症を起こしている
中耳炎の時にケアに使えます。
子供が耳が痛がったので耳の周りにクルクル塗ってあげました。
ただし、ローズマリー・ベルベノンにはケトン類が含まれていて
子供には神経毒性の禁忌のある精油なので、
あくまで中耳炎で耳が痛くて見たいな時の使用にして、
常時の使用は控えましょう。
常時の使用はローズマリー・シネオールならケトン類は含まれず安心ですが、
粘液溶解作用はないので鬱滞除去作用だけにはなりますので
痛みのある時はローズマリー・ベルベノンがおすすめです。
まとめ
種類によって作用も香りも異なる。ローズマリー。
過去にはテレビで”ローズマリー”としか紹介されなかったために
ローズマリー・カンファーを子供に使用してしまった、という事もあったそうです。
”ローズマリー”としか書いていない精油もあるかもしれませんが
肌に塗る場合や継続して使う場合などは成分まで分析されたケモタイプ精油を
使うことが重要になります。
正しく使い分けをしていきましょう!
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